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かまどの参考資料

カマドと珪藻土

  
    1. 珪藻土とは
  「へっつい」、「おくどさん」とも呼ばれる「かまど」は、珪藻が堆積してできた珪藻土を焼成した煉瓦で作られています
珪藻とは単細胞の小さな藻類(植物性プランクトン)で、細胞が珪酸質の被殻 (frustule) に覆われているのが特徴です。殻の形態が放射相称のものを中心珪藻、一本の対称軸をもって左右対称であるものを羽状珪藻と呼ばれています。地球上に最も早く誕生した原生生物の一つで、珊瑚とともに光合成で酸素を供給し、オゾン層を作り、人間をはじめさまざまな生命の誕生を促したといわれています。

珪藻土とは、その珪藻の遺体(珪藻殻)が海や湖の底にたまり化石になったものです。珪藻の殻には細かい穴がたくさんあいているため、珪藻土は非常に軽く、水や空気を多く含んだり、通過させたりすることができるといった特徴があります
珪藻土は、珪藻のそれぞれの産地や種類、上層部や下層部のどの地層の違いによって、各珪藻土の持つ機能・性能・特徴、またPHも異なります。
珪藻土の主な用途としては、断熱れんがや七輪、ビールのろ過材、土壌改良材、壁、などの建材、窯業原料などとして利用されています。
 
  2. 珪藻土の産地、能登
  イソライトかまどの産地である石川県能登半島近郊で採掘される珪藻土は、数千万年かけてできた堆積岩ですので珪藻殻のみでなく粘土が多く混ざっており、主に珪藻殻を多く含んだ泥岩(泥が固まり岩となったもの)として産出します。ベージュ系の単色で粘土質を適度に含んでいるため、古くから、こんろ(七輪)、耐火煉瓦の原料として有名です。

能登半島は今から1500万年前の地層の一部で3/4が珪藻土です。
いくつか存在する鉱脈のうち、大規模に産業利用されているのは、七尾市に分布する和倉層と珠洲市に分布する飯塚層です。和倉層は、新鮮な部分では青黒色をしている泥岩層です。著しく均質であり、一般的な珪藻土で見られる層理(しま模様)は見られません。
 最も厚い部分では60mに達し、資源量は1億8,800万m3(東京ドーム約150杯分)と推定されています。飯塚層は和倉層と似た性質を持ち、層厚は最大で400mにも達し、資源量は7億5,000万m3(東京ドーム約600杯分)と推定されています。


     
  3. かまどと珪藻土のレンガ
  珪藻土の主成分はガラスと同じ珪酸質でできており、表面は0.1~0.2ミクロンの無数の小さな孔をもつ超多孔質構造になっています。この孔が空気を含み、一般的なレンガに比べ軽く、断熱性や湿度調整能力等を有する珪藻土の特徴を作り出しています。また珪藻土を焼成することにより、珪藻が取り入れていた葉緑体が燃えてなくなり、無数の孔をもつ珪藻の遺骸が残ります。

珪藻土のレンガには無数の空気孔が、
1.外部の熱を遮る断熱性、
2.乾燥を防止する保湿性、
3.空気中の湿度を調整する調湿性、
4.水分や空気を吸い取る吸収性、
5.さらに閉じ込める吸着性、
6.小さな穴が臭いを吸着して閉じ込める脱臭性、
6.多孔質により音を閉じ込める遮音性、

など優れた機能を発揮します

さらに主成分が珪酸のため、高い耐火性もあるとともに軽量化が実現できます。ちなみに珪藻土煉瓦は、通常の耐火煉瓦が3.5kgにたいして、1.2kg程度と軽量で高い断熱性を実現できます
これを実際のカマドの重量と比較してみると、最も軽い単式3号で50kg、最も重い160型2連式で200kgと十分に重いと感じてしまいますが、たとえばふつうの砂の比重が1立米2.5トン程度ですので、これ比べたら十分軽いといえます。




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イソライトかまど

  

  断熱煉瓦の特徴
イソライトかまどは、珪藻土を焼成して作られた断熱煉瓦を使用しています。

珪藻土とは、植物プランクトンの珪藻が海や湖の底にたまり化石になったもので、二 酸化ケイ素が主成分です。珪藻土の粒子は極めて小さい孔(0.1~0.2マイクロ)を高い密度で有する多孔質で、珪藻土は非常に軽く、水や空気を多く含んだり、通過させたりすることができますので、断熱煉瓦の材料として利用されています。

 この珪藻土を焼成することで、断熱煉瓦として高い断熱性を有することになります。
具体的には、耐火煉瓦上に赤く燃えた炭火を置くと炭火の熱は耐火煉瓦に吸収されて黒くなり、火が消えかけてしまいますが、耐火断熱レンガは炭火の熱を吸収しないため炭火の燃焼をつづけます。さらにケイ素含んだ煉瓦はセラミックとして遠赤外線を発しますので、断熱煉瓦を使用して作られたかまどは、一般的な粘土で作ったかまどと比べ熱効率が高く高温化しやすいため、少量の薪で済むためコンパクトなかまどが出来上ります

実用性
能登半島でとれる良質な珪藻土を原料とする特殊耐火断熱レンガを炉材に、炊き口には鋳物鉄を使用していますので、高い保温効果と優れた耐久性を兼ね備えた本格派かまどです。一般家庭でのご使用はもちろんのこと、業務用としても安心してお使いいただけます。



  高い演出効果

● 現代人の食生活では味わいにくい「昔ながらの味」を。
 ふるさとの味でもてなしたい方も、ふるさとの味を思い出したい方にも
● 町・村おこしイベントに!
  郷愁を求める方々に、かまどを使って郷土料理のおもてなし
● お店のPRポイントにも!
  レトロな雰囲気でお店の空間を演出。かまどを使った本格料理は宣伝効果抜群




かさ上げすれば
かがんで作業しなくて済みます
  注意事項

1.サイズと重量をチェック
購入前に忘れてはならないのはサイズと重量です。イソライトかまどは断熱レンガにより粘土に比べコンパクトで軽量ですが、運送便には荷下ろしの設備はついてませんので、50kg~200kgのかまどを荷受けして搬入する準備が必要です。また高さが37cm~52cmとひざ上ぐらいですので、使いやすい高さにまでかさ上げをしてから設置しましょう。

2.排気の確保
イソライトの耐火煉瓦は多孔質ですので、屋外での使用には不向きです。室内使用のため、排気筒をつけますが煙突接続部の規格が現在と違っていますのでガタツカないようしっかり支持してください

3.「使い初めに白い煙が逆流する」というトラブル
煙突内の重くて冷たい空気が、勢いよく出る白い煙に対し栓をしている状態と思われます。使う前に新聞紙を燃やして煙突内に温かい空気を送って煙が排出しやすい状態を作ってください。通常使用時に逆流がある場合空気の流れに問題がことが考えられます。





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